360度カメラの活用。不動産だけでなく、建築写真にも。

360度カメラの活用。不動産だけでなく、建築写真にも。

360度カメラのメリットって?

新型コロナウィルスの流行後、それ以前のように外に出掛けることが急に難しくなりました。旅行などはもちろんのこと、お店などに行くのにも気を使ったり、お店側も人数制限やサービスの制限をしたり。人と対面で接する機会を減らし、所謂「ニューノーマル」に我々も慣れていかねばならない、ということです。

とはいえ、やはり直接見ないと決められない買い物があったり、その場に遊びに行きたい!と思うことは多々あるでしょう。

そこで役に立つのが360度カメラ。以前から不動産などではお部屋の様子をホームページなどに載せたりして使われていましたが、今後はそれ以外、例えば観光業などでも需要が高まっていくことが予想されます。例えば、建築写真など、空間を見せたいというニーズには対応できる技術ではないでしょうか?

というわけで、弊社でも360度カメラを使用したサービスを行なっております。

360度カメラのメリットと使い道

360度カメラの最大の利点は、何と言っても空間の把握ができること、そしてその場にいるような臨場感が生まれることでしょう。

操作によって、視聴者の視点で上下左右に360度視界を移動させることができます。

画像、動画を通すことで、その場にいなくても、その世界に入り込める。

この技術はいろんなものに活用できると思います。
例えば、こちらの動画のようになかなか体験できないようなことを疑似体験できる動画などは見ている側も楽しく、PRなどにも使えるかもしれません。

建物の中を撮ってみたり、街並みや観光スポットを映してそこに遊びに行ったような気分になってもらったり。他にも新しいアイディアもどんどん浮かんでくるかもしれませんね。

弊社のお客さまで京町家の内部を360度カメラで撮影し、教育の教材として、特にVR用の映像・画像として使われている、という事例もありました。普段は中を見たことがない空間なども360度カメラで撮影するとイメージがし易いかもしれません。

特に360度カメラの活用シーンが多い不動産

賃貸物件の内部を確認するのは、これまではWebサイトで広角レンズで撮影した画像を見るというのが一般的でした。
ところが、写真撮影を普段から行う業者として言うと、広角レンズで撮影した映像は少し広めに映るので、どうしても雰囲気を掴みにくい部分がありました。

そこで、営業の方と一緒に内見を行うことになるのですが、この内見の代わりに360度カメラを使った映像や画像で物件のバーチャルツアーを行い、実施にそのその部屋に行ったような実感を持っていただく、というのは最近よくある使い方ではあります。

内見の手間を減らす

賃貸物件の内部の傷や汚れ、そして物件の周辺施設にどんなものがあるのかを入居前に確認する内見。
最近は内見は少しめんどくさい、という方も多いようです。例えば賃貸の物件を決めるのに、全然考えていたのと違う部屋を何件か連れ回される、というような経験をした方も多いはず。

内見って、ちょっとめんどくさい、、、という方も最近は増えているそうです。

そこで360度カメラの画像、映像を使うと、そういった内見の手間を少しでも軽減することができます。
この360度カメラ、コロナ禍で内見の手間を減らすことから活用が一気に進んだのですが、利用者側にとってどのような空間なのか、例えば、天井の高さはどうか、というようことを広角カメラの情報よりも深く知ることができるため、メリットが大きいのでオススメです。
そして、Web上で室内で大まかな雰囲気や確認したいポイントが確認できるので、何件も大まかに内見ができるのと同じですから、効率的ですよね。

もちろん、不動産会社の皆さんにとっても、その物件の魅力を普通の写真よりも実態に近い状態でお伝えできるので、取り組んでいる業者の方が多いですよね。物件紹介のページで360度の画像が含まれるWebページは閲覧数が多いとも聞きます。

例えばこんな使い方も

空間を保存できる、という特性を使って

360度カメラは、いわば空間を保存できる、という特性を持ちます。つまり、時間の前後でその空間がどう変わったか、を保存できるという特性があるのです。例えば、建築写真の改修前・改修後清掃作業の清掃前・清掃後、など、空間がどう変化したか、という実例を示すことができる表現方法でもあります。

弊社でのサービスについて

弊社では撮影から調整、ホームページへの埋め込みまで行います。
内容は以下の通り。

  • 撮影
    1日5時間以内で承ります。撮影箇所は問いません(交通費別途)。
  • 画像・動画補正
    360度画像について 三脚の削除をします。三脚を消すことで『撮っている』という感覚が薄まり、没入感が増します。
  • 色調補正
    やはりパノラマ撮影になりますので、白飛び、黒潰れなどが発生したりするため、そちらの調整を行います。また、明るさや鮮やかさを調整することで、画像・動画が綺麗で見やすい仕上がりになります。
  • 写り込んだ人物のぼかし作業・ロゴ画像の追加(3D画像の中に、ロゴ画像を浮かび上がらせることが可能です)
  • web公開
    弊社ユーザー様限定で、貴社Webサイトへの埋め込み公開をします。追加料金はかかりません。ユーザー様以外の方はご相談ください。

自社で撮影機材を揃えたい方へのおすすめ!

不動産会社の方なら機材を自分で揃えたい場合も多いと思います。気軽に導入できるのは、汎用の360度カメラの上位機種です。

例えば、Ricoh theta。

画像は公式サイトから。

動画の解像度が4K対応になり、(個人的にはもっと上がってほしいですが、、、)より使い勝手が上がったのですが、特に静止画については内覧の代替としてはこの解像度があれば十分と思います。
設定も簡単ですし、業務用の活用も多いと思います。リコーのtheta専用の写真活用サービスもあるようです。

Insta360もおすすめ

上位機種がプロ用機材ということで、その汎用版もかなり性能がいいです。特に、動画についてはThetaよりも画素数が高い、5.7K(5.7K: 5760 * 2880)を実装。動画メインならこちらかなーと思います。
Insta360公式サイトのスペック表はこちら

今後何かと需要が高まる360度カメラ。あなたの会社でも是非活用してみませんか?

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ライター:スタッフI

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