京都はSDGs取り組み第1位!

京都はSDGs取り組み第1位!

お久しぶりです。前回の投稿から随分と日が経ってしまいました。

今回の記事は、以前にも取り上げたSDGsにおける、京都市での取り組みについて。

今は中学校や高校なんかでもSDGsについては取り上げられるようになり、社会全体でゴールに向かって行動し始めているように思えます。

でも、突然「じゃあ君、京都市でSDGsの取り組みとして何してるか答えてみてよ」って言われても、ちょっと難しくはないでしょうか…。SDGsに視点をおいた複合型商業施設・「GOOD NATURE STATION」もあるのは知っているけど、じゃぁ実際にどんな取り組みがあるのか、、、

京都議定書誕生のまちとして,「京都(KYOTO)」の名は,「Do you kyoto」などの合言葉とともに、環境の面でも国内外に広く知られています。

というわけで、弊社も京都の一企業市民として、地域での取り組みについても知っておくべきであり、また皆さんにも是非知って欲しいと考えています。

SDGsって?

改めて軽く説明すると、SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月、国連サミットで採択された

「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」(持続可能な開発目標)

にて、2030年までに達成すべきゴールのために、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげたものです。

17の目標と169のターゲットからなります。(国際連合広報センター参照)

2019年度、日本経済新聞の「全国市区・サステイナブル度・SDGs先進度調査」(日経グローカル誌掲載)において、京都市が一位に選ばれたことはもう皆さんご存知かもしれません。
SDGs推進では他の都市と比べても先進的な取り組みが多いということですね!

取り組みがうまくいっている、という証ですし、これからもより良い社会を創っていくモチベーションにもなりますね。

京都独自の取り組み「はばたけ未来へ!京プラン」

京都市では平成23年に「はばたけ未来へ!京プラン(京都市基本計画)」を策定し、10年間の都市経営の基本としました。

基本理念は「生活者を基点に,参加と協働で地域主権時代を切り拓く」

10年後に目指すべき京都の未来像、そしてそれを実現するために優先的に取り組むべき11の重点戦略を掲げています。

  1. 市民ぐるみで,くらしやまちの変化を実現する「低炭素・循環型まちづくり戦略」
  2. ひとと公共交通を優先する「歩いて楽しいまち・京都戦略」
  3. 歴史都市の品格と魅力が国内外のひとびとを魅了する「歴史・文化都市創生戦略」
  4. 魅力ある地域資源と既存の都市インフラを生かす「個性と活力あふれるまちづくり戦略」
  5. 世界が共感する「旅の本質を追及する観光戦略」
  6. 京都の知恵や価値観を生かした「新産業創造戦略」
  7. 夢と希望がもてる「未来の担い手育成戦略」
  8. 子どもと親と地域の笑顔があふれる「子どもを共に育む戦略」
  9. 仕事と家庭,社会貢献が調和できる「真のワーク・ライフ・バランス戦略」
  10. だれもが参加したくなる「地域コミュニティ活性化戦略」
  11. 安心・安全と生きがいを実感できる「いのちとくらしを守る戦略」

総エネルギー消費量の削減やごみ量の大幅な削減、また公共交通機関優先社会をめざす取り組みが高く評価されました。
環境面の取り組みだけではなく、健康面や子育て・教育など暮らしに対するソフト面の取り組みがあるのも特徴かもしれません。

SDGsの理念や方向性が「京プラン」の基本方針と共通するため、「京プラン」などの総合戦略や関連する取り組みを着実に行うことにより、京都市並びに国内外のSDGsの達成に貢献しています。

きょうとSDGsネットワークや京都SDGsパートナー制度

例えば、京都は創業100年を超える長年持続している企業が多いのが特徴です。そこでさらに1000年を超える企業を作っていく、という1000年企業認定。その認定を受ければさまざまな「官」からの支援を受けられるのですが、その認定に際してもSDGsの視点で企業がどのような取り組みを行なっているか、という視点が入ります。

そういったSDGsの推進に向けた仕組みづくりのための定期的な対話を行うのがきょうとSDGsネットワーク。その一環として京都SDGsパートナー制度もあります。

京都に事業所がある企業の取り組みを「見える化」することを目的とした京都SDGsパートナー制度というのも京都市独自の取り組みかもしれません。
2023年2月時点では117事業所がパートナー登録者として登録があります。
こちらも、SDGsに取り組む、または取り組もうとしている企業の方は申し込みをしてみても良いかもしれません。
京都SDGsパートナー制度

スマートシティ京都プロジェクト

さて、そんな中でもスマートシティ化を目指す取り組みが京都で行われています。

昨年には「京都スマートシティエキスポ2020も開催され、」スマートシティの構築に向けて着々と準備が進んでいます。

「超快適」スマート社会の創出

IoTやビッグデータ、AI、ロボットなどのICT(情報通信技術)の進展は、第4次産業革命として産業構想に新たな転換を生み出します。

同時に、国や市においても先端技術を産業や社会生活の中に取り入れることで、経済の発展と社会問題の解決を両立していく新たな社会(=society 5.0)の実現を目指しています。

「京都スマートシティエキスポ」では、様々な社会問題をICT等の活用によって解決する「スマートシティ」を「『超快適』スマート社会」と名付け、その創出を目的として開催することによりSDGsが目指す「『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂性のある社会」の実現に貢献しました。

出典:KYOTO SMART CITY EXPO 2020

このスマートシティ、ニューノーマルが求められるようになったコロナ禍で、より一層需要が高まったように思います。

出社や授業もリモート、飲み会もリモート、空港や駅でもなるべく非接触で済むよう対策が練られる日々。

そんな中で、地域や環境によって「差」が生まれてしまっているのが現状です。一刻も早く、持続可能で誰一人取り残さない社会を作ることが必要ではないでしょうか。

SDGs KYOTO TIMES

また、「京都から世界に発信する情報プラットフォーム SDGs KYOTO TIMES」というサイトを展開。

SDGsを考える、行動するコンテンツが随時更新されています。

是非訪れて、様々な活動を応援してみませんか?

一企業としてできること

弊社は一ICT企業として、お客様と社会の課題解決のために、常に何ができるかを考えています。

京都市が目指すスマートシティの実現とSDGsの取組として、いつもお客様、そして社会の声を聞き、できることを一つひとつ行っていこうと思います。

ライター

ライター:齊藤

齊藤